家族が統合失調症と診断されたら

統合失調症の回復のために家族ができること

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本人らしさを見つけよう

統合失調症患者の家族にできること

統合失調症の回復には、家族の協力が大きな力になります。統合失調症と診断された当初は驚きうろたえ、どうすれば良いのか解らなくなってしまいます。しかし病気に対する正しい知識を持って、積極的に関わっていくことが回復の助けになることも少なくありません。

病気は、本人や家族に責任があって発症したわけではありません。悲観したり自分を責めたりしないで、落ち着いて関わっていくことが大切です。

統合失調症の家族との具体的な関わり方

統合失調症の苦しさを少しでも減らして回復に近づけていくために、家族ができる具体的な関わり方の例をいくつか上げてみましょう。

●本人の話を良く聞く

誰も解ってくれない、誰も信じてくれないという孤独感ほど辛いものはありません。

家族にそんな気持ちが無くても、接し方を間違えれば本人はそのような孤独感に苛まれてしまうかも知れません。統合失調症の苦しさを理解することは簡単ではありませんし、幻覚や妄想の内容を信じることもできません。

しかし肯定的な関心を持って、本人が話すことを根気よく聞くことは可能です。家族が本人の気持ちをそのまま聞いて辛さや苦しさを共有するだけでも、少しは気持ちが楽になることがあります。診察や治療の話をするときも、自分の話を一生懸命聞いてくれたという信頼感が良い方向に働くこともあるでしょう。

●本人らしさを見付ける

統合失調症の症状は時として「人が違ってしまった」ように感じられるかも知れません。しかしどんなに病状が激しくても、本人が持っている自分らしさが完全になくなってしまったわけではありません。統合失調症の症状で自分が自分でなくなってしまったように感じて、自信を無くしてしまっているのは本人も同じです。

「模型を作るのが好き」「絵を描くのが上手」「動物に優しい」「真面目で努力家」「食卓を拭いてくれる」「家族思い」「さっぱりした性格」など、本人らしいところを見つけ出して、本人らしさの幅を広げる過程を支えることが大切です。

●回復に繋がるポイントを見付ける

治療が進むと少しずつ回復に繋がりそうな行動が見られるようになります。

自分で行動を少しだけコントロールできるようになったり、病気を治したいという気持ちが出てきたり、ふと和やかな表情をするなど回復の切っ掛けになりそうな行動に気が付いたら、その行動の幅が広がるように回復に向けたイメージを大事にしながら接するようにすると良いでしょう。

●家庭での役割をしてもらう

社会一般で通用するような役割を家庭でやってもらうことも、良い方向性を生み出すことがあります。手先が器用だったりきれい好きというような本人の長所を見極めて、家族が毎日やらなければならない家事や、時々やる掃除・ガラス拭きなど、本人ができることのリストを作って手伝ってもらうようにすると良いでしょう。リストの中から本人が手伝いたいという項目を選んでもらっても良いかも知れません。

家族はそれができるように充分に援助して、できた時には感謝の気持ちを伝えることで、家族の一員として役割を果たした満足感を持ってもらいましょう。

 
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